結婚式から一か月半が経ちまして、
無事に入籍一周年を迎えることもできまして、
ゆっくりと普段の生活リズムに戻ってきました。
式を終えてから感じたことを少し、書き留めておこうと思います。
なんで結婚「式」をするのか。
自分たちの一生に一度を素敵な一日にしたい、とか、
親への恩返しの意味をこめて、とか、
お世話になった方々への報告もかねて、とか、
よく耳にするそういった理由には、あまりピンときていなかった私たちなので←、
『みんなでいっしょにつくりたい』という式自体のテーマは掲げつつ、
「ではそもそもなんで式するの?式じゃなきゃできないことなの、それ?」という根本的な問いに対しての答えは、うまく見つけられないままでいました。
でも終えてみて、思ったのです。
それはたぶん、みんなが幸せになるため なのかなって。
世の中いろいろあるし、人生楽しいことばかりじゃないし、違う人間同士だから、そりゃ行き違うことだってあるし。
日々の生活でみんな多かれ少なかれ「思い通りにいかない現実」みたいなものにぶつかって、悩んだりもがいたりしてる。
でも、その日“THE DAY”だけは、そんな日常の世知辛さから一時はなれて、ひとときの「平和」を感じる。
日々頑張ってる戦士の自分に「一旦休戦」を告げて、鎧のない軽やかな気持ちに着替えてみる。
「おめでとう」っていう言葉は、たぶん新郎新婦だけに贈られる言葉ではなく、そこに集まった人たちがその幸せな瞬間を、平等に分かち合うためにあるんじゃないかなって。
「幸せって、素晴らしいね。前を向いてまた頑張っていこう。希望を捨てなくてもいいんだね」ってそう思えるためにあるんじゃなかなって、思いました。
結婚式ってそんな光景を生み出せるからこそ、素晴らしい儀式になり得るのかもって。
みんなが幸せになるため。
それが私たちの「結婚式をする理由」だと、そう思ったのです。
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