髪を切りました。
ざっと、ざくっと、およそ20センチ。
結婚式が終わってからの、あるある儀式。
今年になってからの本当に素敵な出来事のひとつが、美容師の石岡さんとの出会い。
結婚式のヘアメイクさんとしてご紹介頂いて、今回の断髪式もお願いしました。
はじめて会った時、ヘアメイクのリハーサルをしながら、
「こんな式にしたい、というか、こうゆうものづくりのプロセスを実現したい」
みたいなことを聞いてもらって、気づいたら私は話しながら泣いていて、なぜか石岡さんも泣いていて(笑)。
本当に真剣に、私の言葉の一粒一粒を沁み入るように聞いてくれて、それだけで本当に救われました。
ヘアメイクももちろんプロ中のプロで、
多くを伝えなくても「こうしたかった!」という髪型に仕上げてくれる石岡さん。
曰く「その人にどんなのが似合うか、見えちゃう」そうで(笑)
でもそれは場数を踏んだ経験もさることながら、人の心持ちや雰囲気や言葉ををちゃんと観察して、「その人」を見ようとする彼女自身の姿勢の表れなんだとも、思います。
大げさに聞こえるかもしれないけど、石岡さんにヘアメイクをしてもらって、自分自身を見る目が確実に変わりました。
「こんな顔になるんだ」とか「こんな印象をつくれるんだ」とか、
31年見慣れてきたはずの自分の顔が新しい表情を見せることに、純粋な喜びを感じたのです。
「化粧って外見だけでなく、人の中身も綺麗にしてくれるんですよね」っていう石岡さんの言葉が、彼女の仕事を見てると、すっと理解できます。
美しさって、やっぱり正だ。
そしてその人の美しさを引き出す美容師という仕事も、心から素晴らしい仕事だと思う。
できることなら、飾り立てるだけの美しさではなく、
体の芯から湧き出る、みずみずしさい生命力を感じさせるような、
そんな美をまとっていきたいな。嘘のない。
石岡さん、ありがとう・・・♡
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