2018年、晩夏。
全力を注ぎこんだ結婚式と、まさかの友達ん家泊のハネムーンを経て、ようやくひと息つけそうだという頃。一通のメッセージをいただきました。
「ゲストハウスに良さそうな物件があるのですが、見てみませんか?」
ちょうど次のステップに向けて二人の出身地である福島県へのUターンを考え始めていた頃。
『帰るんだったら、やりたいことを生業にしたいよね』
と前々から話していたこともあり、その “やりたいこと” がなんとなく “場づくり” かな…というふんわりとした理由から「ゲストハウスやりたい」というこれまた ふわっ とした目標を周りに打ち明けはじめていた頃でもありました。
そんな中いただいたメッセージ。
しかも立地は郡山駅から徒歩10分以内という好条件。
震災後ほとんど誰も住んでいなかったという一軒家のため借り手がいなければ取り壊すという物件なので、好きなように手を入れていいとのことでした。
― こんなラッキーな条件、ないかもしれない…(ごくり)。
その後内見にも伺い「もうここにしよう!当初の予定より早まったけど、出合いだし。はじめちゃおう!ゲストハウス!」という二人のテンションの高まりに反して、最終的には諦めざるを得なかったこの物件。
兎にも角にもこうして私たちの『ゲストハウスへの道のり』がスタートし、
それと同時に試練の日々も幕を下ろしたのでした…。
To be continued…
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