top of page
  • 執筆者の写真Admin

福島出身だけど郡山でテレワークしてみた(3/3)

更新日:2019年5月28日


いよいよ迎えたテレワーク3日目、最終日。

日中は駅ナカのスターバックスで仕事をし、午後には各4ヶ所に滞在したライターさんとの交流会に参加。

今回の主催者である福島県のご担当者の方と運営担当のLIFULLさんもjoinして、「テレーワーク体験@福島」の感触を報告し合いました。場所はもちろん「福島コトひらく」。



「福島でテレワークって、そもそも需要あるの?」


今回参加させて頂いて真っ先に浮かんだのが、この疑問。

ライターが滞在したのはそれぞれ、白河市・田村町・西会津町、そして郡山市。

それぞれの町の特徴があり、それぞれに魅力ある土地かもしれませんが、正直福島出身のわたしには「福島に来てわざわざテレワークする意味」みたいなことがピンときていませんでした。


交流会でもこの「福島にわざわざ来んのか問題」が議題に出たので、ちょっとまとめておこうと思います。



①テレワークだけでは厳しい

関東から参加されたライターさんもいて、福島が魅力的だと思う一方で、正直仕事をしにだけ来るのはないかな…という意見も。

特に娯楽施設がなにもない田舎ほどリフレッシュと集中はできても、それ以外はできない、みたいなね 笑。


今回は「体験」ということもあって、受け入れ側の手厚いサポート(送迎や観光案内など)があった滞在先もあったようで、やっぱり思い出に残ったり「ここを選んで良かった」と思うのは、そういった「人との関わり」が生まれるからなんじゃないかなと思いました。個人的にはね。


郡山にてゲストハウスの計画を友人の空間プロデューサーと。彼との出会いは直島のボランティア。三重在住の彼はまさにスキルを活かして仕事をする「テレワーカー」。ひとつの出会いがこうやって繋がっていくことが嬉しい。

特にわたしが滞在させてもらった郡山市に関して言えば、その地理的アドバンテージと地方都市という条件から、テレワークや二拠点生活の立地としては申し分ありません。

でもその一方で「働く場所」を提供しただけでは、やっぱり東京には敵わない。

片道新幹線7,650円をかけてでも来たくなるような魅力がなければ、結局来る必要性を感じられないというのが正直なところです。



②じゃあ“テレワーク+α”の魅力って何よ?

ということになりますよね。はい、うん、そうです。

つまりは「働く場所」や「仕事」だけでは難しくて、その他の「人との関わり」が生まれるからその土地に赴く意味がある。そしてそれがその土地に行く「理由」になります。


じゃあ「人との関わりをどう生むか」というわけです。


ここからは個人的な意見になりますが、まず地元の人自身が「地元の良さ」みたなものを知っているといいなと思いました。

「うちにはこんなとこがあって」とか「こんな面白い人がいて」なんていう“プチ地元自慢”みたいなことがある地域って、なんだか魅力的だなと。話の流れで「じゃあ連れてってやる!」とさらに繋がりが広がって…みたいな出会いって純粋にワクワクするなって。



加えて交流会での議論の中で興味深かったのが「テレワークをする人には2つのタイプがあるのでは」という話。


  • ひとつが「地元以外(主に県外)」から来るテレワーカー

  • ふたつ目が「地元在住」のテレワーカー


地元以外から来るテレワーカーは、先に書いたような「地元ならでは」を求めて滞在先を選ぶことが多いため、来たらおもいっきり滞在を楽しんでくれる可能性があります。

そして地元のテレワーカーは、「在宅勤務」や固定のオフィスにとらわれず仕事をする「モバイルワーカー」など、地域の働き方に多様性をもたらしてくれます。


さらに言うと、テレワークといっても色々あるけれど、その中でも「ライター」って地方にはベストマッチな職業かもしれません。

来て、見て、働いて、食べて、出会って・・・滞在のすべてがライターの仕事のタネ。目立った分かりやすい観光地でなくとも、彼らはその対象の魅力を目ざとく見つけ出し、発信してくれるのです。


西田町のデコ屋敷にて。橋本広司さん自らが舞って客をもてなす。「頭で考えずに自然から力をもらって出まかせに」という彼の表現は、伝統と生まれた土地へ向き合ったからこそ生まれるもののように感じる。

外から来るライターが外の目から見た地域の魅力を、

地元密着型のライターは住んでるからこそ発信できる情報を、


そんな掛け合わせの相乗効果で、これからの「福島のテレワーク事情」って、どんどん良くなるんじゃないかと思いました(←だれ目線 笑)。



ということで、今回のテレワークのまとめはこちら!


「ワークだけじゃあ成り立たない」


※人間、仕事だけでは生きていけないので、テレワーカーに「働く場所」だけを提供しても効果は薄い。同時に「わざわざ行きたくなる」地域の魅力をセットにして発信することが必須。そのためにはローカルネタを提供してくれる在住ライターやメディアが充実していることが望ましい、の意。



おわりに。

以上、三部作でお送りした『福島出身だけど郡山でテレワークしてみた』。

つたない文章ととっ散らかった内容に最後までお付き合いいただた皆様、本当にありがとうございます。

今回のテレワーク経験を活かして、福島でのゲストハウス作戦も着々と進めていこうと思います〜!ぜひわたしたち佐藤夫妻のゲストハウス計画もフォローしていただけると嬉しいです^^


*ゲストハウス情報はこちらからも↓↓↓

instagram: comoaplanta



それでは、Vi ses! Adios! さようなら!


閲覧数:127回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page